Life

別府ブルーバード劇場。70年を越える時を経て、
劇場の壁は色々な映画を観ながら、客の笑い声や泣き声を聞きながら、
しずかに私を迎えてくれた。
86歳になる館長の照さん。
今日さっと紅を差していたとあとから聞いてシャンとしなきゃと思った。
歌は一方向では決してない。
なんてことない音響でも鳴る時は鳴る。
壁に色気があるのは壁も生きているからだ。

本の中から歌を引っぱりだして大阪京都名古屋とさすらう。
さてどんな旅になるか。
会場で会いましょう。

5/16

ショーケンのライブに行った。
初めて生で萩原健一さんを見た。
頭2曲で分けの分からない感動に身が包まれた。
自分が感動しているというよりも、場の空気が、
その空間が、感動してぶるぶる揺れていた。
それに触れて、ドバッと体の隅々までみずみずしくなった。一気に。
あれはなんだろう。
近い、近すぎてイヤだった。ショーケンは遠くにありて感ずるもの。
でもこれで今年はもうスターのライブには行かなくていい。
荒木一郎もカエターノも、ショーケンも、まだ上半期だと言うのに、いや、
荒木とカエターノは半年前に見たんだった。なぜか今年全部見たような気になっていた。
すごい年だ。
声は出た方がいい。ショーケンは声が出ていなかった。苦しそうだった。
ビルボードにロックは似合っていなかった。
六本木の夜景には似合っていなかった。
存在はエレガントだけど、音楽はもっと・・・

つづく

5/9