MAENO KENTA

LIFE

ライフ

2021.6.12

新しい録音機材と戯れる
仕組みがよくわからなく、
偶然録れた音に驚く
この機材を作った人たち凄い、となる
重たい機材、目の前にして、
頼む、壊れないでくれ、と頼む

仕切り直しのアルバム作り、
ようやく体制が整った
いつも時間がかかる
三分の一くらいまで行ったかと思ったが、
また一からだ
でも大丈夫、
一ではない
一な訳ない

だいぶ日が伸びた
一年で一番日が長い
早朝、鳥が鋭く鳴く、
誰も起きていないのをいいことに、
鳩はいつもの
ぽーぽぽーぽぽー
とは違う鳴き方をしていた
おい、それは聞いたことなかったぞ、
おかしくて少し笑った

ウォーレンジボンの歌声が、
いつまでたっても自分にとって瑞々しい
酒で枯れた声か
でも瑞々しい

いい声で歌う、録る
とかではない
風と一緒になれるか
変なものも混じるだろう
美しい光の粒子も

ウォーレンジボンを教えてくれたのは、
十条シネカフェソトの柳田さん

店はもう閉じてしまったけど、
ジボンを聴くたびに淡く思い出す

2021.6.12

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