いったん振り出しに戻ったアルバム作りも、
一気に13曲のラフミックスを聴いている状態まで持ってこられた。
ミュージシャンたちのおかげ。
レコーディングスタジオとエンジニアさんのおかげ。
しかしこれからが本腰。
そんなに大層なものでもないけれど、
地道に、縫ってゆく。編んでゆく。
隣り合わせた曲たちは偶然並べられたわけだけど、
偶然ではない、ということを、
やっていく。
いや、そういうことでもないな。
馬がいて、戦争があった。
飲み屋からの笑い声と、
冬の夜空の下、果物屋にならんだみかん。
その存在の膨らみと、色を。
2021.11.2