緊張と興奮の中行われた前野健太初の無観客生配信ライブ【今の時代がいちばんいいよ】から2か月。
前野健太の2度目の無観客生配信ライブ【冬に向かうお尻】が決定しました。チケットも発売開始です。
今回も「MANDA-LA2」より、良質な音像とアグレッシヴなライブ演奏をあなたのパソコン、スマホ、テレビ画面にお届けします。
今回は何が起こるのか?
勤労感謝の日の夜、11月23日(祝・月)夜9時から。
冬へ向かうお尻同士。共鳴する一夜を共に。
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▼ライブINFO
前野健太第二回無観客生配信ライブ【冬に向かうお尻】
11月23日(祝・月)21:00 開演
@東京 吉祥寺MANDA-LA2
Streaming+にてオンラインライブ リアルタイム配信
出演 前野健太
時間 開場 20:45 / 開演 21:00 / 終演 22:00(予定)
視聴料金 ¥2,000
チケット
■販売URL:https://eplus.jp/sf/detail/3343610001-P0030001
■販売期間:11/13(金)18:00 ~ ライブ翌日 11/24(火)23:00まで
アーカイブ視聴可能期間 11/27(金)23:00 まで
視聴・配信に関するお問合せ https://eplus.jp/streamingplus-userguide/
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▼前野健太コメント
久しぶりに線路沿いにある珈琲屋へ向かっていました。
Kくんが好きだった自家焙煎コーヒーのお店。
Kくんは発狂して死んだが、僕は彼が好きだった。
タバコをうまそうに吸い、激ウマのコーヒーを淹れてくれた。
ピアニストの肖像画を油絵で描いていた。それもたまに見せてくれた。
ぼてっとした輪郭、色。彼が求めていたぬくもりが、そこにはあった。
Kくんが死んでからもたまに思い出すようにその店に行った。
何年かぶりにその店を訪れようと電車の窓から店を探した。
線路の高架事業で線路沿いは空き地がたくさんあった。
イヤな予感がした。まさか、と思ったが、やはり、店はなかった。
一応駅で降り、線路沿いを歩いた。
店はなかった。
周りの店もなかった。
ぼーぜんと立ち尽くし、携帯で写真を撮った。
線路沿いを女の人が歩いていた。
秋空は真っ青で、白いパンツ姿が鮮やかだった。
健康的なお尻は堂々と、冬へ向かっていた。
強く、勇気をもらった。
歌は降りてくるのではなく、歩いている。
私はすぐに携帯に「冬へ向かうお尻」と打ち込み、
未送信フォルダに入れた。
街からあなたへ。
歌から歌へ。
共鳴する夜を、いただきます。
ちゃっとだけよ。
そんなくだらないこと言うなって。
もしよかったら、一夜を共に。
冬へ向かうお尻同士。
光速で流れる星の彼方で。
2020年11月5日
二回目の配信ライブへ向けて
前野健太
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