何から書けばいいのか、
映画『いつものように』、やっぱり凄い映画だった
いや、17、8年前に見た時とは、少し違う感触だった
いとしい
やはりあの映画はいとおしい
青春期に好きだったものでも、馴染めなくなるものが多々ある
合わなくなる、というか
この映画は違った
強さも輝きも、より増していた
時代の変化、雨風にも耐え、
より、強度を増していた
監督のメッセージも、まっすぐ、
今の時代にまで射抜かれていた
監督のご好意で、オリジナル16ミリフィルムを、
貸してくださったのも大きかったと思う
スペシャルな映写技術さんたちが駆けつけてくれて、
完璧な上映をしてくれた
それも大きかった
まさに、今、映画が撮られているような、
不思議な感覚になった
映画を観ているのに
カタカタカタ、と映写機の音を聞きながら、
スクリーンに映された風景、情景、シーンを見ていると、
撮影、そのものが見えた
映画の中で、あの三人は生きていた
ご来場いただいた皆さま
ありがとうございました。
2022.6.7